Jose Antonio Mendez(g, vo)#Mario Ruiz Armengol Orchestra#1958年#墨RCA Victor原盤#Jazz#Vocal#Filin#Bolero#入手困難#希少盤

ブラジルで言えばA.C.ジョビンとジョアン・ジルベルトをあわせたような存在である、キューバ現代歌謡音楽”フィーリン”のイノベーターであるキューバの男性SSW、Jose Antonio Mendezによるメキシコ三部作の58年録音の最終作品。当時のメキシコを代表するモダン派Mario Ruiz Armengol楽団のジャジーな伴奏を背にした、シルキーな至福の名盤[Usted... El Amor... Y Jose Antonio Mendez Vol. III]の貴重なオリジナル盤の出品です。

キューバ音楽のボレロをモダンジャズ的手法を下敷にした新しい解釈により、ラテン世界独特のセンチメンタルな世界観を表現しようしたフィーリンの先駆者、Jose Antonio Mendezによる、国内でもCD化され人気を得た[フィーリンの誕生](1956) 、[フィーリンの真実](1957)に続いて、58年に録音された人気のメキシコ三部作の最終作品。この作品の後、10年に渡るメキシコでの活動に終止符を打ち、革命後のキューバへ帰還することになります。

Chet Bakerを想わせる中性的でスモーキーな歌声が魅力的なJose Antonio Mendezのレア盤。三部作の中でも、最もジャジーと言われる作品で、自身のフィーリン・ギターを随所に織り混ぜた一枚。ダンディかつ、感傷的なスタイルの真骨頂とも言える作品で、優しいトランペットを背にした”Me Faltabas Tu”を始め、ドリーミーなストリングスを背に歌い上げる”Tu Eres Mi Felicidad”や、”En Nostros”、ゆったりとしたジャジーな時が流れる”No Crees En Mi Amor”、哀愁漂うギターも素晴らしい”Por Que”、涼しげなヴァイブの音色が優雅なボレロ”Que Lastima”など、全編通して素晴らしい名盤です。

大変貴重な当時のオリジナル盤です。国内盤CDで[フィーリンの結晶]のタイトルで再発された盤のオリジナル盤です。三部作の中でも、二作目と同様に滅多に見かけ無いレアな一枚です。海外オークション等でも見かけ無い貴重盤ですので、お探しだった方や興味がある方は是非ご検討下さい。


■リリース情報

RCA Victor MKL-1325
メキシコオリジナル盤 モノラル盤
1958年リリース
オリジナルピクチャースリーブ
片面コーティング
額縁カバー
両面深溝あり
オリジナルインナースリーブ付

■コンディション

盤 VG+(スレ、表面上の極浅い小傷、薄いヘアラインが若干あります。軽い軽いチリ、極軽いパチを時折感じる程度で、当時のメキシコ盤としてはかなり良好な状態で、音鳴りの良い再生が楽しめる盤です。レーベルは非常に綺麗です。)

スリーブ VG+(スレ、小さな角打ち、軽いリングウェアあります。全体的に薄汚れがありますが、目立つ傷は無く、抜け裂けなどの無い、しっかりとした状態です。)


此方の商品は現状渡しになります。
基本的に検盤は目視にて行っております。気になる箇所がある場合には試聴しておりますが、全面試聴はしておりませんので、見落とし等が有る場合がございます。また、再生環境等により聴感上で違いがある場合がございます。併せて御了承の程お願い致します。
コンディション等の表記はあくまでも主観的なものです。御参考までにお願い致します。
品である事を御理解の上、NCNRのお取引を御願い申し上げます。
試聴音源は敢えて最悪のセッティングを想定し、簡易ポータブルプレイヤー(ステレオ針)から直接PCに取り込んだWAV音源を使用しております。クリーニングやモノラル針、針圧等でノイズの軽減はありますのでご参考までにどうぞ。(古い音源は順次削除して参りますのでご了承願います。)